不動産投資の情報を見ていると「頭金ゼロでOK」「フルローンではじめられる」などのうたい文句を目にすることがありますが、本当に不動産投資を頭金ゼロのフルローンでおこなっても大丈夫なのでしょうか?
そのメリットとデメリットを見ていきましょう!
不動産投資をフルローンでおこなうことのおもなメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
・自己資金を手元に残せる
頭金を多くして自己資金をほとんど残さない状態だと、諸費用や将来的な修繕費・リフォーム費、さらに「自分や家族の病気や事故」「子どもの学費」などのための備えがなく不安な状態になってしまうが、あえてフルローンにして自己資金を多く残せばそのリスクを低減できます。
・団信(団体信用生命保険)がフル活用できる
団信に加入していればローンの借主の死亡や高度障害という事態が発生した際にはその時点の残債が保険で補填してもらえるので、フルローンなら「自分に何かあったときの保障」としてこの団信のメリットを最大限生かすことができます。
不動産投資をフルローンでおこなうことのおもなデメリット
不動産投資をフルローンでおこなうことのおもなデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
・返済負担の重さ
頭金ゼロである分借入額が多くなるので「毎月の返済金が多い」「返済期間が長くなる」など、頭金ありのローンと比べると返済負担が重くなります。
・金利上昇にともなう返済負担リスク
将来的に金利が上昇すれば返済負担はさらに増大します。
「頭金ゼロ」という状態は貸す側の金融機関にとってはハイリスクと判断されるため、頭金を用意できているケースと比べると審査が厳しく、通りにくくなります。
こうしてメリットとデメリットの両方を見ていると「フルローンを組むにしても、自己資金がない状態ではちょっと厳しい」ということが見えてきますね。
自己資金をしっかりと確保したうえでメリットとデメリットを比較して、審査の厳しさを覚悟のうえでフルローンを選択するのはアリですが、自己資金もない状態でフルローンを組もうとするのはかなりハイリスクでおすすめできない行為であることを理解しておきましょう。
今回は、不動産投資においてフルローンを利用することのメリットとデメリットをご紹介しました。
基本的には、たとえフルローンを利用するとしても「自己資金はいくらかきちんと確保できている」という状態であることが強く望まれます。
頭金ゼロでフルローン、しかも自己資金も残ってない、という状態での不動産投資はハイリスクですので、その状態で突っ走ってしまうことは避けたいものですね。
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