「賃貸物件の空室がなかなか埋まらない」「どのような空室対策を取れば良いのかわからない」とお悩みではありませんか?
賃貸物件の空室対策に有効な方法として「リノベーション」がありますが、事例や費用が気になるところでしょう。
そこで今回は、賃貸物件を経営している大家さんに向けて、リノベーションの事例や、費用についてご紹介します。
ぜひご参考までにご覧ください。
賃貸物件の空室対策!リノベーションの成功事例とは?
リノベーションとは、建物に対して新たな価値をつけるために、内装や設備の改修工事をすることをいいます。
長年空室が続いていた賃貸物件も、リノベーションをすることですぐに入居者が決まった事例もありますよ。
リノベーションの成功事例は以下のとおりです。
①デザインリノベーションで差別化
間取りの変更と個性的なデザインを組み合わせた「デザインリノベーション」で、2年空室が続いていた部屋が1週間で成約した事例があります。
2DKを1LDKにし、間仕切りのない開放感のある部屋にします。
水回りは、白いブリックタイル壁に横長の木製天板を設置したおしゃれなキッチンを作り、トイレとユニットバスの外側には洗面所を設けることで、リビングから見えないように改装しています。
②和室を洋室にリノベーション
築25年の和室物件を新築マンションのような洋室に内装リノベーションをして、入居者が決まった事例もあります。
洋室に比べて和室は人気が低い傾向にあるため、低コストで内装を変えるだけでも、空室を埋めることができますよ。
また、近年はコロナ禍で外出が減り、室内で仕事をする方が増えたため、インターネットの使用料を無料にしたり、宅配ボックスを設置したりするなどの設備が充実した賃貸物件も人気です。
賃貸物件の空室対策!リノベーションの費用相場は?
リノベーションの費用は「どの部分を改装工事するか」によって変わってきます。
浴室やキッチンなどの水回りをまとめてリノベーションするのであれば、目安として25万円~150万円ほどです。
内装リノベーションであれば、クロス張替えは750円〜1,500円/㎡ほど、フローリング張替えは2〜6万円/畳ほどかかるでしょう。
前章でご紹介した事例のように、全面的に和室を洋室に変更するのであれば、目安として25〜100万円(6〜8畳)ほどです。
間取り変更であれば、間仕切り壁の設置に8〜25万円/箇所ほど、間仕切り壁の撤去は3〜8万円/箇所ほどになります。
もちろん物件にもよりますが、リノベーションの成功事例を見ると全体的に一部屋あたり100万円前後をかけているところが多いです。
きれいにリノベーションをして空室が解消できても、工事費用が回収できなければ赤字となるため「家賃の何か月分を目安にする」という家賃倍率を考慮して判断すると良いでしょう。
まとめ
今回は、賃貸物件を経営している大家さんに向けて、リノベーションの事例や、費用についてご紹介しました。
ぜひ、この記事を参考に空室対策の一つとしてリノベーションを検討してみてください。