近年では不労所得を得るために、大家として不動産投資を始めるサラリーマンの方も増えています。
本業で忙しく時間がないサラリーマンの方でも、賃貸物件の自主管理は可能なのでしょうか。
今回はこれから大家として賃貸経営をしようと考えられているサラリーマンの方に向けて、賃貸物件の自主管理にかかる時間や、自主管理可能な規模、業務委託に関してご紹介します。
サラリーマンでも大家として自主管理はできる?賃貸管理にかかる時間
サラリーマンの方が大家として自主管理をする場合、気になるのが賃貸経営業務にどのくらい時間がかかるかでしょう。
大家としての基本的な業務には、入出金管理、トラブル対応、電話対応、
物件の管理や清掃、住民の退去や入居の際の手続きなどがあります。
このなかでもっとも時間がかかるのは、やはり住民の退去や入居の手続きで、
退去の立会いやクリーニング、リフォーム工事、内見の案内、入居者の募集などがあります。
空室がどのくらい発生するかによりますが、リフォームの確認や写真撮影などは、1回に数時間かかるでしょう。
さらに賃貸物件と自宅や職場が離れている場合は、現地に出向くにも時間がかかってしまいます。
サラリーマンの大家が自主管理できる物件の規模とは?
ご紹介したように、サラリーマンが大家として賃貸物件を管理する場合、どのくらい空室が発生するかによってかかる時間が変わります。
管理戸数が多く、規模の大きいマンションやアパートの場合は、空室発生率も高くなるので、
賃貸物件の規模と自主管理にかかる時間はほぼ比例すると考えてよいでしょう。
サラリーマンの方が大家として自主管理が可能な物件の規模は、6戸以内の小規模なアパートが妥当ではないかと言われています。
また、先ほども触れたように物件との距離も重要で、生活範囲から1時間以内で行ける距離がおすすめです。
規模が大きい物件の場合、確率的に考えても、騒音問題や家賃滞納などの突発的なトラブルが増えてしまうので、
本業が忙しいサラリーマンの方の場合は自主管理が難しいでしょう。
時間があまり取れないサラリーマンの大家は?業務委託がおすすめ
管理する賃貸物件の規模が大きい場合や、時間があまりとれない場合は、管理会社への業務委託がおすすめです。
業務委託できる主な内容は、退去や入居対応、クレーム・トラブル対応、家賃の管理です。
報酬として毎月家賃から3%から5%が引かれ、残りが入金されます。
賃貸物件の管理を業務委託するメリットは、忙しいサラリーマンの方でも不動産投資がしやすくなること、
わずらわしいトラブルから解放される点が挙げられます。
とくに、賃貸経営や不動産管理の経験があまりない方にはおすすめです。
まとめ
サラリーマンの方が大家として賃貸経営をする場合、物件の規模によっては自主管理が難しくなります。
ご自身で管理することが難しい場合は、業務委託を利用することがおすすめです。