土地活用といえばアパート経営を思い浮かべる方も多いですが、近年はシェアハウス経営も人気です。
そもそもシェアハウスとは、1つの家に複数人で居住する形態のことで、
ルームシェアとは異なり、一人一人が賃貸借契約をおこないます。
今回は土地活用をお考えの方に向けて、シェアハウス経営とはどんな経営方法なのか、
メリット・デメリットと必要な費用についてご紹介します。
土地活用におすすめのシェアハウスとは?シェアハウス経営の市場動向
シェアハウスとは、1つの物件を複数の入居者が共同で借りるタイプの物件のことです。
アパートやマンションよりも立地に対して家賃が安いこともあり、若者世代を中心に人気が高まっています。
一人暮らしでは心細い方や、人とのつながりやコミュニティを求めている方にも選ばれているようです。
シェアハウスは近年需要が高まっており、ここ数年で市場は5倍以上に急拡大しています。
海外の方との共同生活で語学を勉強する、シングルマザー限定で子育てを協力しあうなど、
コンセプトのあるシェハウスも増加しています。
土地活用としてシェアハウスを経営するメリット・デメリット
シェアハウス経営のメリットは、アパートやマンションと比較して、土地の広さに対して多くの方が入居できることです。
水回りの設備が共同であることで、居室部分を増やせるため、総収入を増やすことができます。
コンセプトを設定することで、他の賃貸物件と差別化を図ることが可能で、需要の確保が期待できます。
共用部分が少ないので、設備の入れ替えやメンテナンスなどの修繕費も節約できるところもメリットです。
一方で1つの住居で複数の入居者の交流を前提にしているため、トラブルが発生しやすいというところがデメリットです。
また、通常の賃貸物件よりも規模が大きくなることで、初期費用が高くなりやすいでしょう。
土地活用としてシェアハウスを経営する初期費用と維持費用
土地活用でシェアハウス経営を検討するとき気になるのは、その費用です。
まず初期費用としては、土地活用の場合は更地に新築することになるので、建築費用がかかります。
建築費用の相場は、木造は54万円/坪、鉄骨造は74万円/坪で、構造によって異なります。
設備は共用スペースのみですが、物件のコンセプトによっては個室に基本的な家具の用意が必要でしょう。
次に、経営を始めてからの維持費用は、毎月の管理依託費とローンの返済、
毎年の固定資産税のほかに、退去の場合の原状回復費用が挙げられます。
ローンや税金の支払いが滞らないように、資金計画を立てることが重要です。
まとめ
シェアハウスは近年需要が高まっており、土地活用にもおすすめです。
長期的な安定収入を得るためには、需要の高いエリアの見極めやコンセプトの設定が重要になるでしょう。