賃貸経営において気を付けるべき主なトラブル例として挙げられるのが、家賃滞納、騒音、ゴミ出しトラブルの3つです。
今回は賃貸経営をお考えの方に向けて、賃貸経営でよくある3つのトラブル例についてご紹介します。
賃貸経営でよくあるトラブル例その1:家賃滞納トラブル
まずご紹介する賃貸経営でのトラブル例は、家賃滞納です。
賃貸経営において、家賃の支払いがなければ空室が発生している場合と同じ状態になるので、収益が悪化します。
家賃の滞納は珍しいことではなく、日本賃貸住宅管理協会の調査によれば、全国で5%前後発生しています。
つまり、20戸あるアパートであれば、1戸では家賃滞納が発生するという計算になります。
家賃滞納への対処方法として、まずは電話など口頭で支払いの催促をします。
入居者本人だけでは支払いのめどが立たない場合は、連帯保証人または家賃保証会社に連絡することになります。
何度も支払いを催促しても、解決する見込みがないようであれば、内容証明を送付しましょう。
家賃の回収や退去に関する法律手続きは、弁護士などの専門家に相談することもおすすめします。
賃貸経営でよくあるトラブル例その2:騒音トラブル
住民同士のトラブル例でよくみられるのが、騒音トラブルです。
常識的な入居者であっても、足音やテレビの音などの生活音がトラブルの原因となることもあります。
騒音に関する苦情が入ったときは、まずは発生時間や頻度などの具体的な状況を確認しましょう。
騒音はデリケートな問題で、場合によっては一方的すぎる苦情もあるので、平等な目線を心がけるのがポイントです。
対処法としては、まずは本人にではなく、掲示板などで入居者全員に向けた注意喚起をおこないます。
それでも解決しない場合は、直接騒音をだしている入居者に手紙で連絡し、騒音を改善するようにお願いしましょう。
騒音トラブルがなかなか解決できないようであれば、管理会社に対応を任せるのがおすすめです。
賃貸経営でよくあるトラブル例その3:ゴミ出しトラブル
最後にご紹介する、賃貸経営でよくあるトラブル例は、ゴミ出しトラブルです。
収集日や時間を守らない、分別をしていないなどのルール違反によって、
ゴミが回収されないまま残っていると、他の住民からクレームが発生します。
悪意がない場合でも、他の地域から引っ越してきたために、ゴミ出しのルールを勘違いしていることもあります。
クレームがあった場合、ルール違反している住民が特定できないようであれば、通知文をエントランスに提示します。
ゴミ出しのルールを守れない場合は、共益費値上げの可能性があることや、回収費を請求する旨を記載しましょう。
まとめ
賃貸経営ではさまざまなトラブルが発生しますので、基本的な対処方法を知っておくことをおすすめします。
個人でトラブル解決が難しい場合は、管理会社への委託を検討してみましょう。