土地活用にはさまざまな方法がありますが、海外では浸透しているトレーラーハウス経営という選択肢があることをご存じでしょうか。
まだ日本ではあまり馴染みがありませんが、どのような特徴があるのでしょう。
今回は土地活用にお悩みの方に向けて、トレーラーハウスとはなにか、トレーラーハウス経営のメリットと注意点についてご紹介します。
土地活用におすすめ?トレーラーハウスとはどんな住宅?
トレーラーハウスとは、車でけん引できる住宅のことです。
移動できる住宅ということで、大型のキャンピングカーというイメージですが、タイヤはついているもののエンジンがないのが特徴です。
さらに、工事をすれば一般の家庭と同じように電気・ガス・水道などのライフラインも使用できます。
住宅として利用できるものの、条件を満たせば車両扱いとなり、建物を建築するために必要な建築確認申請が不要になります。
一方で、エンジンがついていないため、自動車関連の税金はかかりません。
広々としたリビングやロフトを設けることもできるため、一人暮らしからファミリー層にまで需要があります。
土地活用でおすすめのトレーラーハウス経営のメリットは?
トレーラーハウス経営のメリットは、住居や店舗を建築するよりも低コストであるところです。
初期費用だけでなく、一般的な住宅と比較してリフォームなどのメンテナンス費用も安く抑えられます。
さらに、車両扱いであるため複雑な建築確認も不要になるうえに、住宅の建築が難しい市街化調整区域でも設置することができます。
住居以外にも運送会社やレンタカーなどの営業所、飲食店、美容室など、さまざまな用途・業種に対応可能です。
車でけん引できるため、解体せずにそのまま転売することも可能です。
土地活用でおすすめのトレーラーハウス経営の注意点は?
土地活用としてメリットの多いトレーラーハウス経営ですが、どのような注意点があるのでしょうか。
まず、トレーラーハウスのけん引には高度な技術が必要で、高額な運搬費用がかかります。
本体価格以外にも設置費用がかかり、所有している土地と設置業者の拠点が遠い場合は高額になることもあるでしょう。
また、農地や市街化調整区域に設置する場合は、自治体によっては規制があるため、事前の確認が必要です。
トレーラーハウスは重量があるため、土地の状態によっては地盤改良の工事が必要になります。
まとめ
今回は土地活用にお悩みの方に向けて、トレーラーハウスとはなにか、トレーラーハウス経営のメリットと注意点についてご紹介しました。
トレーラーハウス経営は比較的コストが抑えられ、さまざまな用途があるところがメリットです。
所有している土地が市街化調整区域で土地活用が難しい場合などに、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。